イスラエルとハマス 報復の連鎖で応酬激化
中東イスラエルとパレスチナ自治区の間で空爆やロケット弾による攻撃など激しい応酬が続いていて、事態は悪化の一途をたどっています。
イスラエル軍は11日、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事施設を空爆しました。空爆は前日に続くもので、地元メディアによりますと、これまでに子供10人を含む30人が死亡しました。
これに対し、ハマスも報復として、イスラエル最大の都市テルアビブに向けて、130発のロケット弾を発射。イスラエル側でも3人が死亡しました。
これを受け、イスラエルのネタニヤフ首相はハマスなどに向けて、「非常に重い代償を払うことになるだろう」と述べ、さらなる報復を警告しました。
発端はエルサレムでのイスラエルの治安当局とパレスチナ人の衝突ですが、報復の連鎖が続き、事態は悪化の一途をたどっていて、収束の見通しは立っていません。