アマゾン“独禁法”違反で提訴 米首都当局
アメリカの首都ワシントンの司法長官は25日、IT大手「アマゾン・ドット・コム」を独占禁止法にあたる反トラスト法違反で提訴したと明らかにしました。
ワシントンの上級裁判所に出された訴状などによりますと、アマゾンに出品する企業が他のサイトでより安い価格で商品を販売した場合、アマゾンがその企業に制裁を科す条項を定めていて、これが独占禁止法にあたる反トラスト法に違反するとしています。
司法長官は「売り手と消費者を犠牲にして利益を最大化する一方で、競争を阻害し、技術革新を抑制している。違法な価格管理を終わらせるために、訴訟を起こした」とアマゾンを批判しました。
アメリカメディアによりますと、アマゾンがアメリカ国内で独占禁止法違反で提訴されるのは初めてとみられますが、アマゾンの広報担当者は「まったく逆だ。出品者は商品に独自の価格を設定している」と反論しています。