Ｇ２０（＝２０か国・地域）の外相会合が２９日、イタリアで開かれ、茂木外相は、中国に対する途上国の多額の債務を念頭に、開発金融の透明性強化や自由で公正な貿易ルールの必要性を強調しました。

茂木外相「開発金融のあり方自由で公正な貿易のためのルール作りについてＧ２０でさらに議論を進めるべきであると指摘した」

Ｇ２０外相会合はイタリア・マテーラで、およそ２年ぶりに対面で行われました。会合で茂木外相は、開発金融のほか、新型コロナウイルス対策や気候変動対策などを取り上げ、ワクチンを公平に分配する国際的な枠組みＣＯＶＡＸへの支援など日本の取り組みを紹介しました。

Ｇ２０各国は秋のサミットに向け、新型コロナからの回復を協調して主導していくことで一致したということです。

一方、今回の会合には中国の王毅外相がオンラインで参加し、ロシアのラブロフ外相は現地入りを見送っています。