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潜水艇の捜索続く 「信じられないくらい危険」「通信が途絶えた」ツアー参加者が証言 残りの酸素は…

2023年6月22日 19:10

潜水艇内の酸素が切れるとされているのが、日本時間22日午後8時です。タイタニック号を目指し消息を絶った潜水艇ですが、過去にも通信が途絶えるトラブルがあったと、同じツアーに参加した男性が証言しました。

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一刻を争う状況の中、捜索は加速しています。

カナダからは、空から海中の音を感知することができる哨戒機が派遣されています。さらに、深海の捜索を行うための無人水中ロボットがフランスから到着しているとみられていて、イギリスの企業も無人水中ロボットを派遣すると発表しています。アメリカのみならず、国を越えた態勢で24時間、捜索が行われています。

待ち望まれるのは、潜水艇発見の一報です。

捜索状況を伝える会見で新たに明らかとなったのは、2日連続で感知したという水中からの音です。

アメリカ・沿岸警備隊(アメリカ・ボストン、21日)
「哨戒機がきょうも音を聞いたと報告を受けている。ものを激しくたたくような音だった」

ものを激しくたたくような音だったといいます。

アメリカ・沿岸警備隊(アメリカ・ボストン、21日)
「希望を持つ必要がある。しかし、その音が何かはわからない。ただ言えることは、我々は音の発生源を捜索しているということだ」

突如消息を絶ってから、まもなく4日。搭載されている緊急用の酸素は、(日本時間22日午後6時時点で)残りわずか2時間分とみられています。

水深4000メートルの海底に眠るタイタニックを目指し、操縦士の他、イギリスの富豪やフランスの探検家など、5人が乗っていた潜水艇「タイタン」。1人およそ3500万円もの参加費が必要なツアーですが、その金額に見合った安全性は担保されていたのでしょうか。

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2022年に同じツアーに参加したというユーチューバーの男性は、こう証言します。

メキシコ人ユーチューバー
「この探検は信じられないぐらい危険なものだった。交信が途絶えたことがありました」

男性が乗った際、潜水艇は海上と交信しながら進んでいましたが、突然、交信が長時間、途切れたというのです。その後しばらくして、復活したといいます。

今回の潜水艇も、突如、交信が途絶え、行方がわからなくなっています。

メキシコ人ユーチューバー
「正直なところ、起こりうる危険については十分理解していました。もちろん命を失う可能性もです」

乗る前には、死のリスクが伴うことを了承しなければならなかったというツアー。

アメリカのディスカバリーチャンネルで番組司会者を務めている男性も、潜水艇を取材しようとしましたが、安全面を考慮し、断念したといいます。

ディスカバリーチャンネルの番組司会者
「タイタンは私が見た時はうまく動いていなかった。いろいろと懸念を生じさせる」

安全性に懸念の声が上がる中、消息を絶った潜水艇。酸素のリミットは“あと2時間”、日本時間22日午後8時までとみられています。決死の捜索が続いています。

(6月22日午後6時頃放送「news every.」より)