「希望はある」音感知の海域に無人探査機を投入 「タイタニック号」残骸探索の潜水艇、消息不明から丸4日 緊急用酸素、残り約4時間分
「タイタニック号」の残骸を探索する潜水艇が消息不明になって間もなく丸4日となります。“酸素切れ”が迫る中、懸命の捜索が夜を徹して続けられています。中継です。
潜水艇に搭載されている緊急用の酸素は、残りおよそ4時間分とみられています。ただ、捜索を指揮するアメリカの沿岸警備隊は「酸素は、あくまでデータの一つにすぎない」として、捜索の期間を検討する段階ではないと強調しています。
「タイタニック号」の残骸を探索する潜水艇「タイタン」は、アメリカのマサチューセッツ州から東に、およそ1500キロ離れた北大西洋で18日から消息不明になっています。
潜水艇には5人が乗っていますが、刻一刻と酸素が減っているほか、食料や水も限られています。こうした中、沿岸警備隊は現地時間21日の捜索でも、カナダの哨戒機が水中から音を感知したと明らかにしました。
沿岸警備隊「希望を持つ必要がある。しかし、その音が何かは分からない。ただ言えることは、我々は音の発生源を捜索しているということだ」
沿岸警備隊は、その音が人間によるものかは不明だとしつつも「希望はある」として、音を感知した周辺海域に無人探査機を投入するなどして捜索を強化しています。