中露首脳会談 ウクライナ情勢などめぐり意見交換か
中国を訪問中のロシアのプーチン大統領と習近平国家主席は16日、北京市内で首脳会談を行いました。ウクライナ情勢などをめぐり意見交換が行われたとみられます。
現地時間の午前4時過ぎ、プーチン大統領は中国・北京の空港に到着しました。
到着した後は北京市内の人民大会堂で歓迎式典が行われ、式典に出席した習主席とプーチン大統領はその後、首脳会談に入りました。
習主席
「中国はロシアと連携して、大国同士、隣国同士、そして、友好関係と相互信頼の道を歩んできた」
会談の冒頭、習主席は、プーチン大統領の5期目の就任を祝福した上で、「プーチン大統領の指導の下、ロシアは必ずや、より大きな国家発展を遂げるだろう」と述べたということです。これに対してプーチン大統領は「両国の協力は国際社会を安定させるための主な要因の一つとして機能している」と強調しました。
会談では、ウクライナ侵攻や中東情勢などの国際問題や、経済など幅広い分野での協力について意見が交わされたとみられます。
両首脳は、夕方には世界遺産である故宮を望める公園を散歩する予定で、友好ムードをアピールします。