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大統領選“遊説”が過熱で感染拡大に懸念 韓国

2022年2月21日 21:50

感染拡大が続く韓国では、およそ2週間後に迫った大統領選挙に向けた候補者の動きが活発化しています。各地で熱のこもった遊説が行われていますが、韓国メディアからも感染拡大への懸念の声があがっています。

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感染拡大が続く韓国。21日に発表された新型コロナの新規感染者は9万5362人と、感染者の高止まりが続いています。

こうした中、韓国では、およそ2週間後に迫った大統領選挙に向けた候補者の動きが活発化しています。

与党「共に民主党」の李在明候補の遊説では、テコンドーの胴着を着て“コロナ危機”と書いた板を割るパフォーマンスが行われました。

一方、最大野党「国民の力」の尹錫悦候補も、太鼓をたたくパフォーマンスをみせるなど、集まった有権者に必死でアピールしています。

各地で行われる、熱のこもった遊説。どの会場も多くの有権者でかなり密な状態になっています。

韓国メディアからも感染拡大への懸念の声があがる今回の選挙戦。
一方で各陣営は、候補者が感染となれば遊説が中断されることを余儀なくされ、大きなダメージとなりかねないため、有権者との接触を減らすなどの対策を行っているということです。