およそ3週間後に迫った韓国の大統領選挙に向けて、主要な候補者が届け出を行い、15日から選挙戦が本格化します。こうした中、3番手の候補者が野党候補の一本化を提案し、実現するかが焦点になっています。

来月9日に行われる韓国の大統領選挙に向けて、13日から候補者の受け付けが始まり、与党の李在明候補や最大野党の尹錫悦候補らが代理人を通じて登録を行いました。受け付けは14日、締め切られ、15日から公式に選挙運動期間に入ります。

こうした中、中道系野党の安哲秀候補は13日、「圧倒的な勝利で政権交代するため」として、尹候補に野党候補の一本化を提案しました。世論調査などを通じて決めたいとしています。

これに対し、尹氏は「肯定的に評価する」と述べつつも、世論調査で選ぶ方法には否定的な見解を示しました。

李氏と尹氏の支持が拮抗する中、野党候補が一本化すれば政権交代が現実味を帯びるため交渉の行方が注目されています。