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バイデン大統領に撤退圧力強まる 民主党が対応協議

2024年7月10日 14:43
バイデン大統領に撤退圧力強まる 民主党が対応協議

アメリカ大統領選挙をめぐり、バイデン大統領への撤退圧力が強まる中、民主党議員が9日、会合を開き、今後の対応を協議しました。

民主党の議会上下両院の議員らは9日、会合を開き、大統領選に向けた今後の対応について協議しました。終了後、上院のトップ、シューマー院内総務は、バイデン大統領を支持する考えを示しました。

ただ、アメリカメディアによりますと、民主党内では、これまでに9人の下院議員がバイデン氏に対し公然と撤退を要求していて、依然として党内の足並みの乱れは解消していません。

こうした中、トランプ前大統領は9日、フロリダ州で演説し、混乱する民主党をやゆしました。

共和党 トランプ前大統領
「急進左派の民主党は分裂し混乱に陥っている。なぜならどの候補者が大統領職に適切か決められていないからだ。居眠りペテン師ジョー・バイデンか、笑うカマラ(ハリス副大統領)か」

トランプ氏は「名誉挽回のチャンスをやる。今週また討論会をやろう」とバイデン氏を挑発しました。また、バイデン氏が撤退した際に候補として名前があがる副大統領のカマラ・ハリス氏を繰り返し批判し、「民主党が誰を指名しようと、地滑り的勝利で打ち負かす」と強調しました。