アメリカ空軍は5日、シリア上空で作戦を行っていた無人機をロシア軍の戦闘機が妨害し、火炎弾を投下するなど危険な行動をとったと明らかにしました。

アメリカ空軍によりますと、5日にシリア上空で過激派組織「イスラム国」に対する作戦を行っていたアメリカ軍の無人機3機に対し、ロシア軍の戦闘機3機が接近して妨害しました。

アメリカ側が公開した映像では、ロシア軍の戦闘機が無人機の前方を飛行し、パラシュートのついた「フレア」と呼ばれる火炎弾を投下する様子がはっきりと映っています。さらに、戦闘機の推力増強装置を作動させて火を噴き出す行為も行い、アメリカ軍の無人機は回避行動を取ったということです。

アメリカ空軍は、「プロ意識に欠けた危険な行動で、米露両軍の安全を脅かす」と厳しく非難しています。