米軍、無人偵察機が露軍・戦闘機と衝突し墜落と発表 ロシア側は反論「無人機は制御を失い墜落した。接触していない」
アメリカ軍は14日、黒海の上空でアメリカ軍の無人機がロシア軍の戦闘機と衝突し、墜落したと発表しました。ロシア側は無人機と接触していないと反論しています。
アメリカ軍によりますと、14日朝、黒海上空の国際空域を飛行していたアメリカ軍の無人偵察機をロシア軍の戦闘機2機が妨害し、無人機のプロペラに接触しました。無人機は海上に墜落したということです。
米国防総省 ライダー報道官「この事件は(ロシア軍の)危険さと未熟さ、さらに能力の欠如を示すものだ」
国防総省のライダー報道官は、無人機などが国際空域を飛行するのは日常的な行動だと強調する一方、「ロシア軍機による妨害自体は珍しいことではない」とも明らかにしています。
アメリカはロシア外務省に抗議したほか、駐米ロシア大使を国務省に呼び出し抗議しました。
一方、ロシア国防省は「無人機は制御を失い墜落した。ロシアの戦闘機は接触していない」と反論しています。