韓国大手化粧品小売店「オリーブヤング」に2億円の課徴金 納品業者に不当に圧力
日本人観光客にも人気の韓国の大手化粧品小売店が、納品業者に不当に圧力を掛けていたなどとして、公正取引委員会からおよそ2億円の課徴金を科されたことがわかりました。
韓国の公正取引委員会は12月7日、大手化粧品小売店「オリーブヤング」が納品業者に同業他社のイベントに参加しないよう圧力を掛けたなどとして、日本円でおよそ2億円の課徴金を科したことを明らかにしました。
今回、公正取引委員会は「オリーブヤング」が自社のイベント用に安い価格で納入された商品をイベント終了後に通常価格で販売し、8000万円あまりの利益を得てたものの、納品業者にこの利益を還元しなかったことも問題視していてます。
「オリーブヤング」は手頃な価格で化粧品が買えることから日本人観光客にも人気で、年に複数回、大規模なセールを行うことで知られています。
今回の処分を受け、「オリーブヤング」は「問題になった部分は改善をすでに完了したか完了する予定」とした上で、「今後も中小企業の化粧品ブランドの成長とグローバル進出のパートナーになれるよう努力する」とコメントしています。