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タリバン アフガニスタン西部の州都に攻撃

2021年7月7日 21:32

アフガニスタンの反政府勢力タリバンが7日、西部の州都に攻撃を開始しました。アメリカ軍の撤退が始まって以降、州都への大規模な侵攻は初めてとみられます。

地元メディアによりますと、タリバンは7日、アフガニスタン西部バドギス州の州都カラエナウへの攻撃を開始しました。

激しい市街戦が行われ、州政府の庁舎と軍司令部以外は、タリバンに占拠されたということです。

タリバンが州都に侵攻するのは、駐留するアメリカ軍が撤退作業を始めて以降、初めてとみられます。

アメリカ中央軍によりますと、撤退は9割以上完了していて、これを受けて、タリバンが攻勢を強め、情勢は不安定さを増しています。

こうした中、7日からアフガン政府とタリバンはイランで和平協議を開始しています。

ロイター通信によりますと、タリバンの報道官は、早ければ8月にも和平案を提示する考えを示し、「重要な局面を迎えている」と述べていて、議論の行方が注目されます。