米高官「アフガン駐留米軍が撤退作業開始」
アフガニスタンに駐留するアメリカ軍が今年9月の完全撤退に向け、撤退作業を開始したとホワイトハウスの高官が明らかにしました。
アフガニスタンに駐留するアメリカ軍をめぐっては、バイデン大統領が今月、「アメリカ史上最長の戦争を終わらせ、軍を帰還させる時がきた」として、今年9月11日までの完全撤退を宣言しています。
ホワイトハウスのジャンピエール副報道官は29日、記者団に対し、「撤退は進行中だ」と述べ、撤退作業がすでに始まっていることを明らかにしました。
副報道官は、撤退作業を支援するため、陸軍の特殊部隊が新たに現地に派遣されたことも明らかにした上で、「撤退中に攻撃を受けたら、あらゆる手段を使って守る」と述べ、活発化している反政府勢力タリバンの動きをけん制しました。