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ファイザー・モデルナ稀な副反応で心筋炎等

2021年7月10日 5:13
ファイザー・モデルナ稀な副反応で心筋炎等

EU(=ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は9日、ファイザーとモデルナの新型コロナウイルスワクチンを接種した後、非常にまれなケースとして心筋炎や心膜炎が起こる可能性があると発表しました。

EMA(=ヨーロッパ医薬品庁)は9日、ファイザーとモデルナのワクチンについて、接種後に心筋炎や心膜炎が「非常にまれに起こり得る」との調査結果を発表し、副反応として製品情報に記載するよう勧告しました。

心筋炎と心膜炎は息切れや動悸(どうき)、胸の痛みなどを伴う心臓の炎症で、調査では、主に接種から2週間以内、特に2回目の接種後、若い男性に、より症状がみられたとしています。

一方で、EMAは、「ワクチンがもたらすメリットは引き続きリスクを上回る」と強調しています。