J&Jワクチン血栓“非常にまれな副反応”
EU(=ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンを接種した後に血栓ができる症例について、非常にまれな副反応として考慮すべきだとする調査結果を発表しました。
ヨーロッパ医薬品庁の会見「安全性委員会は、血栓ができた症例とワクチン接種に関連がある可能性があると結論づけた」
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンをめぐっては、接種後に血小板の減少を伴う異常な血栓ができる症例が8件報告され、アメリカで接種の中断が勧告されるなどしています。
EUの医薬品規制当局、EMA(=ヨーロッパ医薬品庁)は20日、「非常にまれに血栓ができる可能性があることを副反応のリストに記載すべきだ」とする調査結果を発表しました。
その上で、同じように血栓ができる症例が報告されているアストラゼネカのワクチンと同様、「総合的なメリットがリスクを上回る」と強調しました。