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EU、アストラワクチンめぐりメリット強調

2021年3月17日 6:08

接種後に血栓ができる症例が報告されているアストラゼネカのワクチンについて、EU(=ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は、メリットがリスクを上回るとの認識を示しました。

アストラゼネカのワクチンをめぐっては、接種後に血栓ができる症例が報告され、ドイツやフランスなどヨーロッパ各国が、予防的な措置として、接種を一時中止しています。

こうした中、医薬品規制当局のEMA(=ヨーロッパ医薬品庁)は16日の会見で、「メリットが副作用のリスクを上回ると今も固く信じている」と強調しました。

その理由として、ワクチンを接種した人に血栓ができる確率が、接種していない人に血栓ができる確率より高くないことなどをあげています。

EMAは、ワクチンと血栓の関係を調査していて、18日にも今後の対応を発表する予定です。