WHO「中国はさらなる協力を」発生源調査
WHO(=世界保健機関)のテドロス事務局長は15日、中国での新型コロナウイルスの発生源に関する調査をめぐり、提供されたデータの不足により進展が妨げられているとして、中国側にさらなる協力を求めました。
テドロス事務局長「私たちは、特にパンデミック初期の情報や生のデータについて、中国に対し、透明性と開放性をもって協力してくれるよう求めている」
テドロス事務局長はまた、武漢の研究所からウイルスが流出したとする説については、現地で感染拡大が始まった頃の完全なデータがなければ、その可能性を排除できないと述べました。
ウイルスの起源をめぐっては今年初め、中国で専門家らによる調査が行われましたが、テドロス氏は追加調査が必要との考えを示しています。
WHOは加盟国に対して、調査の第2弾についての説明を16日に行うことも明らかにしました。