亡命希望のベラルーシ選手 ポーランド到着
東京オリンピックに出場後、帰国命令を拒否して亡命を希望していたベラルーシの選手が、受け入れ先のポーランドに到着しました。
陸上のベラルーシ代表クリスチナ・チマノウスカヤ選手は4日、亡命先のポーランドの首都ワルシャワに到着しました。これを受け、ポーランド外務省の高官はツイッターに、「彼女の安全な移動を完璧に計画し確保した全てのポーランドの領事・外務スタッフに感謝したい」と投稿しました。
チマノウスカヤ選手は、代表コーチの不手際をSNSで発信したところ、帰国を命じられ、身の危険を感じたため、命令を拒否し、第三国への亡命を求めていました。
ポーランドは、人道的理由からビザを発給しましたが、ポーランド政府によりますと、ベラルーシをすでに出国している夫にも同様のビザを発給したということです。
支援団体によりますと、チマノウスカヤ選手は、近く記者会見を開くことも検討しているということです。