マレーシア 首相の辞任を国王が受理
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なマレーシアでは、16日、ムヒディン首相の辞任が国王に受理されました。感染対策の失敗を理由に連立を組む政党の支持を失い、政権運営が困難になっていました。
マレーシアの地元メディアなどによりますと、ムヒディン首相は、16日、国王に辞任を申し出て、受理されたということです。
後任が決まるまでは、引き続き、暫定首相として執務にあたります。
ムヒディン首相は、マハティール前首相の後任として、去年3月に就任しましたが、先月、連立を組む政党が新型コロナの感染対策失敗を理由に連立を離脱していて、政権運営が困難になっていました。
今後は、国王が新首相を任命しますが、現段階で議会の過半数の支持を得られる候補者はおらず、政治の混乱が続く可能性があります。
写真:(C)「RTM」