アフガン 国外退避求める人らが空港に殺到
アフガニスタンの反政府勢力タリバンの首都進攻を受け、空港には国外退避を求める人たちが殺到しました。混乱の中で死者も出ている模様です。
飛行機のタラップによじ登ろうとする大勢の人たち。首都カブールの空港では、国外退避を求める人たちが押し寄せ、大きな混乱が生じました。
ロイター通信は、空港に展開しているアメリカ軍が空に向けて威嚇発砲したと伝えたほか、目撃者の話として、少なくとも5人が死亡したと報じています。死因は発砲によるものか、群衆の暴徒化によるものなのかは分かっていません。
現地ジャーナリスト「(Q:カブールの状況は?)治安部隊が去り一種のパニックに陥っている。店や市場はすべて閉鎖され、人々は安全のため家から出ようとしない。アフガンがタリバンの手に落ちたことで国際社会は去って行った。アフガンにどんな未来が待っているのか分からない」
今後は、タリバン主導の新政権が樹立される見通しですが、市民の間では、ふたたび人権が抑圧される社会に戻るのではと不安が広がっています。