タリバン制圧の3地区を奪還 死傷者多数か
アフガニスタン北部で、イスラム主義勢力タリバンが制圧していた3つの地区を地元の勢力が奪い返したと21日、地元メディアが報じました。
アフガンでは、タリバンの支配が唯一及んでいない北東部のパンジシール州で、タリバンに組織的に抵抗する動きが出ています。
地元メディアによりますと、パンジシール州に隣接する北部のバグラン州で、タリバンに抵抗する勢力が3つの地区を奪い返したということです。
タリバンが実権を掌握した後、支配地域が奪還されたのは初めてで、双方に多数の死傷者が出たもようです。
こうした中、タリバンは21日、新政権の樹立に向け、崩壊したガニ政権で和平交渉を主導していたアブドラ氏、カルザイ元大統領と協議しました。
アブドラ氏側は「包括的な政治解決について意見交換した」としていますが、突っ込んだ議論には至っていないとみられています。