タリバンによる国連職員への暴行など相次ぐ
アフガニスタンに関する国連の内部文書で、イスラム主義勢力タリバンによる国連職員への暴行などが相次いでいることが明らかになりました。
ロイター通信が国連の内部文書の内容として報じたところによりますと、アフガニスタンで今月10日以降、タリバンによる国連事務所での略奪行為や職員への暴行などが数十件確認されたということです。アフガニスタン人の国連職員がカブール空港に向かっていたところ、タリバンに車内を捜索され、職員が殴られるケースもあったとしています。
グテーレス事務総長は24日、アフガニスタンの国連職員に向けたビデオメッセージで、「嫌がらせや脅迫を受けたとの報告を受け、心を痛めている」とした上で、「職員の安全は私たちの最優先事項だ」と述べ、安全確保に全力を尽くすと強調しました。