ギニアで大統領拘束 軍によるクーデターか
西アフリカのギニアで、5日、軍の特殊部隊が大統領を拘束し、政府を解散させたと発表しました。軍によるクーデターとみられます。
ロイター通信によりますと、ギニアの首都、コナクリの大統領府近くで5日、激しい銃撃戦が起き、その後、軍幹部が国営テレビを通じ「憲法を停止し、政府を解散させた」と発表しました。一方、政府側は「襲撃は制圧された」としていて、情報が錯綜(さくそう)しています。
ソーシャルメディア上では兵士の隣に座るコンデ大統領とみられる男性の映像が拡散していて、軍は「大統領を拘束した」と主張。大統領にけがはないとしていますが、詳しい状況は分かっていません。
ギニアでは、大幅な増税や燃料価格の引き上げなどに対する国民の不満が高まっていて、軍は今回の襲撃について経済の悪化や大統領による人権軽視などを理由に挙げています。