朝鮮労働党最高幹部に朴正天氏を選出
北朝鮮は朝鮮労働党の最高幹部に核・ミサイル開発を主導してきた朴正天(パク・ジョンチョン)氏を選出したと明らかにしました。
7日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、朴正天氏を党中央委員会政治局の常務委員に選出したと伝えました。朴氏は北朝鮮の核・ミサイル開発を主導し、2019年から朝鮮人民軍の総参謀長を務めた人物です。
今年6月、金正恩総書記は新型コロナウイルス対策で重大事件を発生させたとして幹部を厳しく批判、同じく核・ミサイル開発を主導してきた李炳哲(リ・ビョンチョル)氏が常務委員を解任されたとみられていました。
韓国の国家情報院は朴氏も降格したものとの分析を明らかにしていましたが、李氏の後任として常務委員に就いたとみられ、健在ぶりを示しました。
また、新たな軍の総参謀長に偵察総局長を務めていたリム・グァンイル氏を任命する人事なども発表しています。
■写真:朝鮮労働党の中央委員会政治局常務委員に選出された朴正天氏(7日付、労働新聞より)