反タリバン勢力の“最後の拠点”制圧と宣言
イスラム主義勢力タリバンは、反タリバン勢力が最後の拠点としていたアフガニスタン北東部のパンジシール州を制圧したと宣言しました。
アフガンで唯一、タリバンの制圧を逃れたパンジシール州では、かつてタリバンと戦った英雄の息子アフマド・マスード氏らが集結し、戦闘が続いていました。タリバンの報道官は「完全に制圧し、戦闘が終結した」と宣言しましたが、反タリバン勢力は否定しています。
一方、首都カブールで、医師の中村哲さんの壁画が白く塗りつぶされたことが分かりました。制作した団体は、タリバンの仕業だとした上で、「壁画は消せても中村さんの記憶は消せない」と訴えました。