韓国SLBM発射“北朝鮮の挑発に抑止力”
韓国は、SLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験に成功したと発表しました。この発射の様子のほか、巡航ミサイルなどの映像を新たに公開しました。
韓国大統領府などによりますと、韓国軍は15日午後、3000トン級の潜水艦から、SLBMの発射実験を行いました。ミサイルは水中から発射されて、計画された距離を飛行し、目標地点に正確に命中したということです。
今後、実験評価を経て軍に配備される予定で、SLBMを運用する国としては、韓国が、アメリカやロシア、インドなどに次いで7番目になるとしています。
これに加え、新型の国産ステルス戦闘機に搭載する予定の空対地ミサイルの発射実験も実施。また、超音速巡航ミサイルと、弾頭重量を増大させた弾道ミサイルの開発に成功していることも明らかにしました。
発射に立ち会った文在寅大統領は、15日の北朝鮮による弾道ミサイル発射にもふれた上で、「北朝鮮の挑発に対応できる十分な抑止力を備えていることを見せた」と評価しました。
文政権はアメリカに依存しない「自主国防」を掲げ、新たな兵器の開発を進めていますが、北朝鮮側のさらなる反発を招く可能性もあります。