アメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は２８日、アフガニスタンでアルカイダなど国際テロ組織の復活が、「非常に現実的な可能性」としてあり、「１年から３年の間だ」と指摘しました。

アメリカ議会上院の軍事委員会で２８日、オースティン国防長官らが出席して、アフガニスタンからの撤退について公聴会が開かれました。この中で、制服組トップのミリー議長は、アフガン国内で国際テロ組織が３年以内に復活する可能性に言及しました。

ミリー議長「アメリカへの攻撃を画策するアルカイダや『イスラム国』の復活は、非常に現実的な可能性としてある。１年から３年の間に」

また、オースティン国防長官は、「アメリカなどが訓練したアフガン軍が、戦わずに崩壊した事実には、皆が驚いた」と述べ、その背景には、当時の政府の腐敗や軍の兵士の士気の低さがあったと指摘しました。