軍の創設式典で文大統領演説…北に言及せず
韓国は1日、軍の創設記念日の式典で、海兵隊などによる上陸作戦の様子を公開しました。一方、演説した文在寅大統領は北朝鮮への直接言及を避けています。
式典は1日午前、南東部・浦項で行われ、最新の戦闘機や海兵隊の部隊を投入した大規模な上陸作戦の様子が公開されました。
韓国・文在寅大統領「私はわが軍を信頼している。我々の強固な安保体制に自負心を持っている」
これに先立ち艦船の上で演説した文大統領は、先週、国連総会で提案した朝鮮半島の終戦宣言に触れた上で、自身の「最大の責務は、朝鮮半島の恒久的平和を作り守ることだ」と強調。
さらに、「国民の生命と安全を脅かすどのような行為に対しても断固として対応する」と述べましたが、ミサイルの発射実験を繰り返す北朝鮮には直接言及しませんでした。
文大統領としては、北朝鮮を過度に刺激することを避け、南北での早期の対話再開につなげたいものとみられます。