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エリザベス女王“即位70年” ヘンリー王子夫妻は国内に滞在も…パレードに姿は?

2022年6月3日 0:53
エリザベス女王“即位70年” ヘンリー王子夫妻は国内に滞在も…パレードに姿は?

日本時間2日夜、イギリスのエリザベス女王の即位70年を記念するパレードが行われました。このハレの日に「王室離脱」を宣言したヘンリー王子夫妻の姿は…。

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日本時間2日午後9時頃、イギリスのエリザベス女王とロイヤルファミリーたちが、バッキンガム宮殿のバルコニーに姿を見せました。息子のチャールズ皇太子や、ひ孫のルイ王子らと笑顔で会話を交わすエリザベス女王の姿も見られました。

即位70年を祝う祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」は、4日間にわたって行われ、初日の目玉の1つは、70機のイギリス空軍機による儀礼飛行です。女王らも空を見上げ、その様子を見守りますが、音がうるさかったのでしょうか、4歳のルイ王子は両手で耳をふさぎ、顔をしかめる場面もありました。空軍機は赤・白・青のカラースモークを噴射して飛行しました。

96歳のエリザベス女王は、1952年に即位しました。10年前に行われた即位60年の記念式典「ダイヤモンド・ジュビリー」には、当時の天皇皇后両陛下も招待され、記念の晩餐会に出席されました。

日本時間夕方から始まった今回のパレードでは、健康状態を考慮してか、女王自身は参加しませんでしたが、チャールズ皇太子とウィリアム王子は騎馬隊の先頭で馬に乗っていました。

馬車にはキャサリン妃やカミラ夫人、そしてジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の3人も乗っていました。ロイヤルファミリーが続々と登場し、沿道に集まった人々に手を振って応えました。

パレードを見に来た多くの人たちは、カメラと国旗を手に大興奮していました。

パレードを見た人
「パレードはステキだったわ。最高だったわ」
「僕たちはチャールズ皇太子、ウィリアム王子、キャサリン妃3人の子供たちを見た。とてもよかった」
「70年も女王だったのは、本当にすごいことさ」

このような中、警察官に連行されていく人の姿もありました。ロンドン警察によると、パレードに侵入しようとした複数の人が、妨害に関する容疑で逮捕される事態も起きています。

パレードの後も、建物の中から広場での式典をのぞく幼い王子たちの姿がありました。

一方で、2020年に「王室離脱」を宣言したヘンリー王子とメーガン妃は、イギリス国内にはいるもののパレードへの参加は認められず、姿を見せることはありませんでした。

エリザベス女王は「この数日間が、70年の間に達成されたことを振り返り、自信と情熱をもって未来を見据える機会となることを願っています」とメッセージを発表しています。

(6月2日放送『news zero』より)