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ゼレンスキー大統領、前線を訪問し軍を激励

2022年5月30日 5:15

ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシア軍の攻撃が続く東部ハルキウ州の前線を訪問し、軍を激励しました。

ウクライナの大統領府は29日、ゼレンスキー大統領がハルキウ州の前線を訪問したと発表し、大統領が破壊された建物を視察する様子や、兵士らに勲章などを贈り、激励する様子を公開しました。

ロイター通信によりますと、大統領が公式にキーウの外に出たのは2月の侵攻開始以来、初めてです。

一方、ロシア軍は完全制圧を目指す東部ルハンシク州で、ウクライナ軍が拠点とするセベロドネツクへの攻勢を強めています。

ルハンシク州知事は29日、多くの家屋が破壊され死傷者が出ているとして、「状況は著しく悪化している」と説明しました。

こうした中、イギリス駐在のロシア大使がBBCの取材に対し、ウクライナでロシアが戦術核兵器を使うことはないと思うと述べました。

駐英ロシア大使 アンドレイ・ケリン氏「戦術核兵器の使用については非常に厳しい規定があり、国家の存亡の危機の場合に使われるものだ。今回の作戦には関係がない」

また、大使は、キーウ近郊のブチャでロシア軍が多くの市民を虐殺したことについて、「ねつ造だ」と反論しました。