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事実なければ何もできない~平和賞レッサ氏

2021年10月8日 21:09

ノーベル平和賞の受賞決定を受け、フィリピンのマリア・レッサ氏は「事実がなければ何もできない」と述べ、今後も調査報道を続けていく考えを示しました。

マリア・レッサ氏「ノーベル委員会が、事実のない世界は真実と信頼のない世界だと実感したのだと思う」

マリア・レッサ氏は、自身が設立したネットメディア「ラップラー」のインタビューを受け、「事実がなければ何もできない」として、今後も調査報道に重点を置く考えを示しました。

また、「ラップラー」は、レッサ氏の受賞について声明を出し、「ジャーナリストと真実が攻撃され、損なわれているいま、これ以上ないタイミングでの受賞となった。暗く厳しい時代にあっても光を放ち続けるフィリピンと、世界の全てのジャーナリストを評価してくれたことに感謝している」と述べ、レッサ氏の受賞をたたえました。