台湾で大規模なビル火災が発生し、４６人が死亡しました。ビルは地上１２階建てで、およそ１２０世帯が住んでいて、他に逃げ遅れた人がいる可能性があり、捜索が続いています。

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台湾南部の高雄市で発生した大規模な火災。１４日午前３時頃、暗闇の中、炎が激しく立ち上ります。消火活動が行われますが、火の勢いはおさまる気配をみせません。

地元の消防によりますと、火災が発生したのは、マンションなどが入る地下２階、地上１２階建てのビルです。上層階のマンションにはおよそ１２０世帯が住んでいたというのです。

クレーンを使い行われる救助活動。しかし、立ち上る煙に視界が遮られます。

火はおよそ４時間後にほぼ消し止められましたが、地元の消防によりますと、４６人が死亡し、４１人がケガをしているということです。また、他にも逃げ遅れた人がいる可能性があるとしています。

中から逃げてきたという上半身裸の男性は。

逃げてきた男性「必死に上から下におりてきた」

Ｑ上にあと何人くらいいる？

男性「１００人くらい」

多くの住民が寝ている未明の時間帯に起きた大規模ビル火災。地元メディアによりますと、このビルは築４０年以上。上層階はマンションで、低層階はかつてショッピングセンターでしたが、最近は使われず、廃虚のような状態だったということです。

実は、１９９９年にも火災があったというこのビル。今回、火災の原因はわかっていませんが、消防や警察が放火の可能性も含めて出火原因を調べています。