金正男氏 韓国の情報機関に情報提供か
4年前にマレーシアの空港で殺害された北朝鮮の金正恩総書記の兄、正男氏が、韓国の情報機関に対し内部情報を継続して提供していたと韓国メディアが報じました。
これは韓国のSBSテレビが情報機関「国家情報院」の複数の関係者への取材をもとに18日に報じたものです。それによりますと、金正男氏は殺害される5、6年前から東南アジアなど第三国で韓国の国家情報院の要員と接触を続けたということです。
正男氏は、北朝鮮の高位クラスの動向について情報を提供する一方で、国家情報院は対価として金銭の支援を行ったとしています。
国家情報院出身の与党議員「国家情報院の能力からしてどんな方法ででも、金正男氏、またはその周辺に接近が成功したと思われます。(Q:(接触に)成功したと聞いたか?)ノーコメントです」
一方で正男氏の韓国への亡命については南北関係に与える影響を考慮し推進されなかったと伝えています。