ゼレンスキー大統領、米中首脳の平和会議出席求める 来月スイスで開催
ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席に対して、来月、スイスで開かれるウクライナをめぐる平和会議に出席するよう求めました。
ゼレンスキー大統領は26日午前、ロシアからの攻撃を受けたウクライナ東部ハルキウ州の印刷工場とみられる場所からビデオ声明をSNSに投稿しました。
この中で、ゼレンスキー大統領は「このような戦争を自力で止められる国はない。世界の指導者たちの関与が必要だ」とした上で、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の名前をあげて、6月15日からスイスで開かれるウクライナ情勢をめぐる首脳会議への出席を求めました。
バイデン大統領は、大統領選挙へむけた活動を理由に出席しない可能性が報じられています。
ゼレンスキー大統領としては、バイデン大統領や、独自の和平案を提示している習主席の出席により、ウクライナへの攻撃を続けるロシアへの国際的な圧力を強めたい狙いがあるとみられます。