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米FRB 量的緩和の縮小開始を決定

2021年11月4日 5:42

アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は3日、景気の下支えとして行ってきた量的緩和の縮小を、今月から開始することを決定しました。アメリカ経済が回復基調にあることを背景に、大規模な金融緩和策は転換点を迎えることになります。

FRBは3日、金融政策を決定する会合を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて行ってきた量的緩和の段階的な縮小を、今月後半から開始することを決めました。

縮小の進め方については、月額150億ドルずつ減らすとしていて、順調にいけば来年半ばに量的緩和の縮小を終えることになります。

ただ、「景気見通しに変更があれば、ペースを調整する」としています。

一方、ゼロ金利政策を解除し利上げに踏み切る時期について、パウエル議長は、「いまは利上げの時ではない。利上げはより厳しい経済条件を満たす必要がある」などと述べるにとどまりました。