脱石炭40か国以上賛同 日本など加わらず
気候変動問題を話し合う国連の会議「COP26」で4日、「脱石炭」を目指す声明に40か国あまりが賛同しました。石炭火力の使用を当面は維持する日本は加わっていません。
COPでは、温室効果ガスの排出量が多い石炭火力の使用をどのように削減していくかが焦点のひとつとなっています。
4日に発表された「脱石炭」の声明に賛同したのはイギリスやスペイン、韓国など40か国あまりです。声明では主要経済国は2030年代、その他の国も2040年代での温室効果ガスの排出対策が取られていない石炭火力発電の廃止などを目指します。
COPのシャルマ議長は「石炭火力発電の終えんは目前に迫っている」と述べ、成果を強調しました。
石炭火力の利用を当面は維持する方針の日本のほか、中国などは声明に加わっていません。