ゼレンスキー大統領 要衝バフムト「撤退せず“防衛強化”満場一致で支持」 米・国防長官も“ロシア軍が戦況変えたことにはならない”
ロシア側が事実上包囲したと主張しているウクライナ東部の要衝バフムトについて、ゼレンスキー大統領は、引き続き徹底抗戦する方針を強調しました。
バフムトをめぐっては、ロシア側が実質的に包囲したと主張する中、アメリカの戦争研究所は、ウクライナ側がバフムトの一部で戦略的撤退を行っている可能性があると分析しています。
ゼレンスキー大統領「参謀本部の会議で今後のバフムトでの防衛作戦についての見解を聞いた。司令官は撤退しないで(防衛を)強化すると答えた。この意見は満場一致で支持された」
ゼレンスキー大統領は、「誤った情報が流れている」とした上で、バフムトを防衛するため徹底抗戦する方針を強調しました。
一方、アメリカのオースティン国防長官も6日、ウクライナ軍がバフムトの西側に部隊を再配置したとしても後退とは見なされないとのべました。その上で、バフムトが陥落したとしてもウクライナが奪還に動き攻防が続くため、ロシア軍が戦況を変えたということにはならないとの考えを示しています。