COP26 米中が気候変動対策で共同声明
アメリカと中国は10日、気候変動対策を議論する国連の会議=COP26で気候変動に取り組む努力を強化することなどを盛り込んだ共同声明を発表しました。
共同声明では気候変動問題の深刻さと緊急性を認識しているとした上で技術革新など2020年代の10年間における対策を加速させると表明しています。
特に、メタンガスの排出が気温上昇に大きな影響を与えているとして、米中両国が削減計画を策定することや、来年前半にメタンガス削減に向けた会議を開くとしています。
また、中国は石炭の消費を段階的に削減するために最善の努力をすることも明記されました。
COP26は11日から合意文書のとりまとめに向けた大詰めの議論を迎えます。温室効果ガスの排出量で世界1位と2位の米中両国が協力姿勢を示したことで、COP26全体の議論で具体的な成果につながるかが注目されます。