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COP26“合意文書”大詰めの協議へ

2021年11月11日 6:14

気候変動問題を話し合う国連の会議「COP26」は11日、合意文書のとりまとめに向けた大詰めの議論に入ります。

ジョンソン首相「私たちがCOP26で目指すものを形にできなければ、地球にとって大惨事となるでしょう」

先月31日に開幕したCOP26は、11日から合意文書のとりまとめに向けた会合が始まります。

これを前に、議長国イギリスが示した合意文書の草案には、各国に石炭の使用や、化石燃料に対する補助金の段階的廃止を加速させることが盛り込まれました。しかし、化石燃料の扱いについて各国の足並みはそろっておらず、石炭火力に頼る国からの反発も予想されます。

また、草案では、温室効果ガスの排出を“実質ゼロ”にする時期を「今世紀半ばごろ」として明確な時期を示しておらず、イギリスメディアは「必要な水準からかけ離れている」などとする専門家らの指摘を伝えています。