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米・NY市で民間企業も接種“義務化”

2021年12月7日 20:41

オミクロン株による感染の拡大が懸念されるアメリカ・ニューヨーク市で全米初の試みです。市内の全ての民間企業に対し従業員のワクチン接種を義務化すると発表しました。

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世界最多の4900万人以上が感染したアメリカ。(感染者 4927万8724人 死者 78万9745人 米ジョンズ・ホプキンス大 7日午後5時時点)

オミクロン株による感染拡大が懸念される中、ニューヨーク市は6日、全米初の試みを発表しました。

ニューヨーク デブラシオ市長
「健康と安全が最優先だ。民間企業の従業員にもワクチン接種を義務づける」

ニューヨークのデブラシオ市長は6日、市内の全ての民間企業に対し、12月27日からワクチン接種を義務化すると発表しました。これまでは、市の全ての職員に義務づけていたものを拡大させた形です。

ニューヨーク市民
「ニューヨークだけでなく、全米で義務化すべきです」

義務化の対象は、子供たちにも及びます。

記者
「5歳以上の子供たちにも、飲食店などでワクチンの接種証明の提示が義務づけられることになりました」

12月14日からは、5歳以上の子供にも飲食店や映画館などの屋内施設を利用する際、接種証明の提示を義務づけるということです。保護者からは不安の声も上がっています。

ニューヨーク市民
「私は接種していますが、子供たちへの接種については懐疑的です。子供の安全性が重要です」

こうした中、アメリカ南部ルイジアナ州で、クルーズ船の乗客ら17人の感染が判明。うち乗務員の1人はオミクロン株に感染した可能性があるということです。