英チャールズ国王、世界の平和を祈る 恒例クリスマススピーチでガザ軍事衝突など念頭
イギリスのチャールズ国王が、恒例のクリスマススピーチを行い、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突などを念頭に、世界の平和を祈りました。
チャールズ国王「世界中でますます悲劇的な紛争が起きている今、私たちはお互いを守るために力を尽くすことができるよう祈ります」
チャールズ国王は、クリスマスの国民向けスピーチの冒頭で、他者への奉仕の精神に触れ、「ボランティア数百人がことしの戴冠式に参加できたことを、私と妻は大変うれしく思っている」と述べました。
その上で、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突などを念頭に、「『人にしてもらいたいと思うことを、あなたも人にしなさい』というキリストの言葉がこれまで以上に適切(ふさわしいもの)だと思われる」と述べて、平和を祈りました。
一方、スピーチとともに放送された映像では、ウィリアム皇太子夫妻ら王室の面々の公務の様子などが映し出されましたが、王室を離脱しているヘンリー王子夫妻への言及はありませんでした。