オミクロン株“症状かなり軽い”南アで分析
南アフリカの医療グループは8日、新型コロナウイルスのオミクロン株について、これまでの流行と比べ、症状はかなり軽いとの初期の分析結果をまとめました。
南アフリカでは現在、オミクロン株により流行の第4波をむかえています。
地元メディアなどによりますと、南アフリカの医療グループ『ネットケア』では、最初の3波で入院したおよそ5万5000人全員に酸素を用いた治療が必要でした。
一方、オミクロン株による第4波の入院患者およそ800人のうち、酸素を必要としたのは1割程度にとどまっています。
また、入院患者のおよそ75%はワクチンを接種していなかったということです。
『ネットケア』の代表は、感染から重症化までには時間がかかるため様子を見る必要があるとしています。ただ、第4波の症状はこれまでの流行と比べてかなり軽く、「この傾向が続けば初期治療のレベルで対応できる」との見通しを示しています。