G7外相“ウクライナ侵攻阻止”で共同声明
イギリスで開かれていたG7(=主要7か国)外相会議は、12日、ロシアのウクライナ侵攻を阻止するための共同声明を発表し、閉幕しました。
英国トラス外相「今回の会議で私たちは敵対勢力と同盟国に強力なシグナルを送りました」
共同声明では、ウクライナへの軍事侵攻の懸念が高まるロシアに対し、軍事行動に出た場合、「甚大な結果と深刻な代償をもたらすことを明確に理解するべきだ」と警告しています。
一方、中国については海洋進出や人権問題などが議論されたほか、議長声明で巨大な経済力を背景に外交的圧力を強めていることへの懸念が示されました。
今回の会議にはASEAN(=東南アジア諸国連合)の加盟国も招待されました。
議長国イギリスなどは、アジア全域で数千億円規模の投資を進めるなどして関係強化をはかり、中国をけん制したい考えです。
このほか、北京オリンピックの外交的ボイコットについても話し合われましたが、林外務大臣は「適切な時期に総合的に判断する」と述べるにとどまりました。