米中政府高官がタイ・バンコクで会談 首脳電話会談開催など意思疎通の継続で一致
アメリカと中国の政府高官がタイのバンコクで会談し、米中首脳による電話会談の開催など意思疎通を継続していくことで一致しました。
アメリカのサリバン大統領補佐官と中国の王毅外相は26日と27日、12時間以上にわたり会談しました。
13日に行われた台湾総統選後、初めての会談で、サリバン氏が台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調する一方、王氏は「アメリカは中国による台湾の平和的統一を支持すべきだ」と主張し、アメリカをけん制しました。
一方、会談では数か月以内に米中首脳による電話会談の開催を目指すことや、AI(=人工知能)に関する対話をこの春に開催することで一致しました。
また、中東の紅海周辺で商船への攻撃を続けるイエメンの親イラン武装組織フーシ派への対応なども協議しました。
サリバン氏はイランと友好関係にある中国に対し、緊張緩和を働きかけるよう求めました。