イギリス企業運航の石油タンカー、ミサイル攻撃受け炎上 フーシ派が攻撃実行と発表
中東のアデン湾で26日、イギリスの企業が運航する石油タンカーがミサイル攻撃を受けて炎上しました。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が攻撃を実行したと発表しています。
攻撃を受けた石油タンカーは、イギリスの企業が運航しているマーシャル諸島船籍のものです。BBCなどによりますと、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がミサイルで攻撃したと主張しているということです。
BBCはアメリカ政府高官の話として、これまでにけが人などは確認されていないとしていますが、攻撃には対艦弾道ミサイルが使用されたと伝えています。
フーシ派はこれまでにも、イスラエル軍と戦うイスラム組織ハマスに連帯を示すとして、紅海やアデン湾で商船への攻撃を繰り返しています。
イギリス軍は今月22日、アメリカ軍と共にフーシ派の拠点への大規模な攻撃を実施していて、今回のタンカーへの攻撃はフーシ派による報復という見方が強まっています。