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ICBMエンジン“ウクライナ製”米紙報道

2017年8月16日 7:36

 北朝鮮が先月、2度にわたり発射したICBM(=大陸間弾道ミサイル)をめぐり、搭載されたエンジンはウクライナで製造され、闇市場で調達された可能性があるとアメリカメディアが報じた。

 これは、アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」が14日、アメリカの情報機関や専門家の分析結果として報じたもの。それによると、エンジンは旧ソ連のミサイル部隊が使用していたものの構造を基にしているという。また、旧ソ連のウクライナ国営のミサイル工場で製造された後、闇市場で調達された可能性が高いという。また、取引にはロシアの企業が関与した可能性も指摘している。

 一方、ウクライナ政府は14日、「ウクライナは北朝鮮にエンジンやミサイル技術を提供したことはない」として関与を否定した。