中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に、G7＝主要7か国で唯一参加していたイタリアが離脱する意向を中国側に正式に伝えたことがわかりました。

イタリアの地元紙「コリエレ・デラ・セラ」によりますと、イタリア政府が中国の巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する意向を、中国側に正式に通知したということです。

イタリアが「一帯一路」に参加したのは2019年で、G7の中で唯一の参加国でした。

参加当初は、中国の巨額投資や貿易などで、イタリア経済を後押しすることが期待されていましたが、中国に厳しい姿勢をとるメローニ政権は、目立った成果が得られていないと判断したもようです。

イタリア政府は、地元メディアの取材に対し、「ノーコメント」としています。