インドネシアで東南アジア初の高速鉄道「WHOOSH」開業 中国が日本に競り勝ち…“一帯一路”により多額融資
インドネシアで2日、中国の巨大経済圏構想“一帯一路”による多額の融資を受けた東南アジアで初めての高速鉄道が開業しました。
インドネシアで2日、東南アジアで初めての高速鉄道「WHOOSH」が開業し、インドネシアのジョコ大統領らが出席して、式典が開かれました。
「WHOOSH」は最高時速350キロで、首都ジャカルタから人気観光地のバンドンまで、およそ140キロを結びます。これまで3時間近くかかっていましたが、40分ほどに短縮されるということです。
この事業は、日本との受注競争に競り勝った中国が巨大経済圏構想“一帯一路”の下、多額の融資を行い実現しました。しかし、用地取得に時間がかかったことや新型コロナウイルスの影響で、開業が4年遅れました。また、当初の計画よりもコストが大幅に膨れあがり、今後、採算がとれるかなど問題も指摘されています。