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中国の「一帯一路」会議が17日に開幕 プーチン露大統領が出席し習国家主席と会談へ 北京市内は厳戒態勢

2023年10月16日 22:15

中国が掲げる巨大経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議が、17日、中国・北京で開幕します。会議にはロシアのプーチン大統領なども出席する予定で、北京市内は厳戒態勢が敷かれています。

「一帯一路」の会議が行われる北京では、先週、イスラエル大使館の関係者が刺される事件が起きたこともあり、警備体制が大幅に強化されています。

会議にあわせてロシアのプーチン大統領も中国を訪れ、習近平国家主席と首脳会談も行われる見通しです。

プーチン大統領は、国際刑事裁判所から逮捕状が出ていますが、中国はこの組織に加盟しておらず、プーチン氏もウクライナ侵攻後、2か国目の外国訪問に踏み切りました。

会談ではウクライナ情勢に加え、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢についても、意見交換が行われるとみられます。

これに先立ち、中国の王毅外相は、ロシアのラブロフ外相と会談し「中国は国際法に違反するいかなるやり方にも反対する」と述べました。

中国・ロシアはイスラエル寄りのアメリカとは一線を画す姿勢を見せており、会談でも、イスラエル軍の侵攻反対で歩調をそろえるものとみられます。